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まるっとこがしチーズも戴冠! 2018年、サミットで最も人気だった新商品とは?

サミット(代表取締役社長 竹野 浩樹)は2月26日、東京都内で「新商品人気コンクール」を開催した。今回で39回目を迎えたこのコンクールは、2018年1月~12月に発売した商品で、①現在も品揃えしている商品、②サミット全店で品揃えした商品、という2つの条件を満たしたものの中から、サミットの「消費者モニター」が投票し、「最も人気のあった新商品」を決めるというもの。

消費者モニターの“生の声”を反映する投票企画

サミットでは、1978年に「消費者モニター制度」をスタート。新規出店店舗を中心に1年1~2店舗、1店舗につき消費者モニター約10人を選出し、1カ月に1回会合を開いている。この消費者モニターの“生の声”を反映する投票企画として、1981年より「新商品人気コンクリート」は開催されている。

第1回目の「新商品人気コンクール」のチラシ

第39回目の今回は消費者モニター120人が、「生鮮食品」「加工食品」「菓子」「デイリー」「家庭用品」の5部門77品目の商品に投票を行った。各部門で最も人気があったのはどのような商品だったのか。以下、部門ごとに最も人気があった商品を見ていこう。

生鮮食品部門

らんぷ肉(赤身)使用やわらかローストビーフステーキ

生鮮食品部門の人気1位に選ばれたのは、「らんぷ肉(赤身)使用やわらかローストビーフステーキ」(スターゼン販売)だ。投票理由としては、「肉厚なので、メインディッシュとして使える」「柔らかいのでお肉を食べている満足感」があるという声があった。

加工食品部門

加工食品部門で人気ナンバーワンの「なべしゃぶ 柑橘醤油つゆ」

加工食品部門で最も人気のあったのが、「なべしゃぶ 柑橘醤油つゆ」(エバラ食品工業)。「パッケージが食欲をそそる」「ほかの調味料を加えなくても味が良い」などが主な選出理由だ。

菓子部門

「まるっとこがしチーズ」(丸彦製菓)

「小袋が嬉しい」「お酒のつまみにピッタリ」などの声が多く寄せられ、菓子部門では、「まるっとこがしチーズ」(丸彦製菓)が人気第1位に輝いた。

デイリー部門

デイリー部門の最人気商品、「土佐かつおのだし」(秋本食品)

デイリー部門では、「土佐かつおのだし」(秋本食品)が最も人気があった商品に選ばれた。「とろみがあり、色々アレンジができて便利」「ダシがきいておいしい」といった意見が多かった。

家庭用品部門

家庭用品部門ではライオンの「ルックプラス バスタブクレンジング」が1位にランクイン

家庭用品部門の人気第1位は、「ルックプラス バスタブクレンジング」(ライオン)。推薦者からは「誰でも簡単にできる」「スプレーするだけでキレイになった」という声が寄せられた。

同コンクールのメーカー向け感謝式に出席した竹野社長は、「このコンクールの面白いところは、モニターの回答と実際の店販売実績が微妙に異なること。ここに未来の商品づくり、売場づくりに役立つヒントがある」と話す。

近年は首都圏でもっとも勢いのあるスーパーマーケット(SM)との呼び声も高いサミット。同社の強さの秘密は、販売実績データだけに頼らずに、お客の“生の声”を重視することで顧客満足を追求する経営姿勢にあるのかもしれない。