「豆乳グルト」、独自の植物由来乳酸菌のはたらきにより機能性表示食品へ進化
製造ラインを新設し、生産体制も増強
「豆乳グルト」はプレーンタイプの植物性ヨーグルト売上N o.1ブランドとして、11年連続で売上を拡大しているが、機能性表示食品となったことで商品特長をより訴求しやすくなった。プロモーションとしてイメージキャラクターに伊原六花さんを起用したテレビCMを製作したほか、ブランドサイトのデザインも一新。臨床試験結果や「豆乳グルト」が持つ健康面でのメリット、「豆乳グルト」を使ったアレンジレシピを紹介する。さらに店頭用に健康機能を訴求する販促ツールも準備している。
また、「豆乳グルト」のエクステンションとして展開しているのが、国産大豆の豆乳を植物由来の乳酸菌「TUA4408L」で発酵させた「国産大豆の豆乳使用 豆乳グルト」。同品は通常の「豆乳グルト」よりも大豆固形分の比率が高く、濃厚でリッチな味わいが特長だ。
通常の「豆乳グルト」のメーンユーザーは40~50代の主婦層だが、「国産大豆の豆乳使用 豆乳グルト」はシニア層や男性のユーザーも多く、国産大豆使用という安心感も影響し、好調に推移している。
マルサンアイでは今夏、現在の需要増への対応と今後のさらなる市場拡大を見据え、連結子会社である匠美の豆乳工場内に「豆乳グルト」の製造ラインを新設、生産体制を増強している。
同社では機能性表示食品を取得した「豆乳グルト」、国産大豆ならではの高級感や安心感を訴求する「国産大豆の豆乳使用 豆乳グルト」の2アイテムを揃えることで、植物性ヨーグルト市場の活性化に貢献していきたいとしている。