ストアブランドの「黒羊」が昨対120%と好調に推移、ラム肉の本場・ラルズの売場づくりは?

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ストアブランドの「黒羊」が昨対120%と好調に推移

 「日本ハムさんから提案を受けたことをきっかけに、『黒羊』という独自ブランドとしての訴求を開始してきたが、今のところラム専用コーナーが昨年対比120%程度の実績で推移しており、好調だ。提案内容は時季によって異なるが、現在は寒い時季に向かうタイミングを踏まえてしゃぶしゃぶ訴求をメインにしている」(吉田バイヤー)

 ジンギスカンや焼肉用などのニーズにも引き続き対応するため、別の売場を展開。さまざまな部位やカットを用意し、ニーズに応じた品揃えを行っている。

ライズの羊肉売場では、季節ごとにステーキやローストなど多様な食シーンを提案
季節ごとにステーキやローストなど多様な食シーンを提案。現在はモモ肉のしゃぶしゃぶ用をメインに展開する

 吉田バイヤーは、今後もまだまだブラッシュアップしていきたいと話す。

 「特にレシピ提案についてはもっと情報発信を強化していきたい。北海道では、ジンギスカンという食文化が定着しているだけに、それ以外の食べ方があまり認知されていない面がある。ラムの多様でおいしい食べ方を提案していくと同時に、ラルズの店に行けば、ラムのいろんな部位があり、それに合ったおいしい食べ方がある、という認知が広がるように努力していきたい。ラム価格が輸入牛肉並みの水準に上がっている今だからこそ、第4の選択肢としてのラム提案が重要になっていると考えている」(吉田バイヤー)

ライズの羊肉売場では、調味料の関連販売も強化
調味料の関連販売も強化しており、カレー用のこま切れ肉とグリーンカレーの関連販売を実施していた

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記事執筆者

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

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