冷凍食品市場、おいしさ、利便性、環境配慮で新たな利用者を獲得する

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冷凍食品の国内生産(金額ベース)の推移

10月18日は冷凍食品の日

冷凍食品の日の訴求ポスター
冷凍食品の日の訴求ポスターおよびPOPは、大手食品卸を通じて、配布される。

 さらなる冷凍食品の利用促進に向けて、協会では、全国各地で講習会を積極的に展開している。

 例えば、年齢の高い層(65歳以上)の女性に「コロナ禍で冷凍食品の利用を再開した人の割合が高い」ことから、冷凍食品の古いイメージ(保存は利くが、味は二の次、種類も限られる)を払しょくし、今の冷凍食品の新しい活用法を伝えている。また、新米ママ向けには「冷凍食材を使い、ムダを出さずに使い切る離乳食のつくり方」といったテーマで話すことも多いという。

 その一方で、現在の冷凍食品のブーム的な動きには「注意が必要」と三浦氏は言う。

 「冷凍すれば保存が利き、品質も落ちない」という、急速冷凍した冷凍食品の特性が、“普通に冷凍しただけ”の総菜などにもそのまま当てはまると勘違いされやすいからだ。

 そうしたこともあり、日本冷凍食品協会では、今年、あらためて「10月18日は冷凍食品の日」であることを食品スーパーなどの店頭を通じて、アピールしていくという。

 「10月は、冷凍(レイトウ)のトウ(10)につながり、18日は冷凍食品の世界共通の管理温度『マイナス18℃以下』に因んだ」ものだ。

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記事執筆者

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

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