1000円のレトルトカレーも! 福岡のローカルスーパー「にしてつストア」の地域商品を地元出身記者が解説

松尾 友幸 (ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
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「西鉄グランドホテル 伝統のビーフカレー」

「西鉄グランドホテル 伝統のビーフカレー」
「西鉄グランドホテル 伝統のビーフカレー」

 最後に紹介するのは「西鉄グランドホテル 伝統のビーフカレー」(1000円)。西鉄傘下の「西鉄グランドホテル」で約半世紀変わらない人気メニュー「伝統のビーフカレー」を再現したレトルトカレーだ。購入時は、「埼玉西武ライオンズ」の前身でもある球団「西鉄ライオンズ」70周年記念の期間限定パッケージだった。

牛肉の食感は非常に柔らかく、満足度の高いものだった
牛肉の食感は非常に柔らかく、満足度の高いものだった

 1000円というレトルトカレーにしてはかなりの高単価商品だが、実際に食べてみるとそのクオリティの高さに驚かされる。ホテル本家のメニューは食べたことがないため再現されているかどうかはわからないが、高級感あふれる香りと味わいはレトルトカレーとは思えないほどだった。とくにおいしいと感じたのはメーン具材の牛肉で、味はもちろん食感が非常に柔らかく、満足度の高いものだった。甘口ではないが、辛さがそれほど得意でない筆者でも食べることができる程度の標準的な辛さだ。日常的には購入するには安くないが、プチ贅沢としてたまに買う商品としては最適だ。

 今回紹介した3つの商品以外にも、にしてつストアでは地元メーカーと開発したプライベートブランドなど、数多くの地域商品を取り扱っている。地域商品は自社の独自性を出すうえで有効な施策の1つだ。福岡県に行った際には参考に購入してみてはいかがだろうか。

記事執筆者

松尾 友幸 / ダイヤモンド・チェーンストア 記者

1992年1月、福岡県久留米市生まれ。翻訳会社勤務を経て、2019年4月、株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア入社。流通・小売の専門誌「ダイヤモンド・チェーンストア」編集部に所属。主に食品スーパーや総合スーパー、ディスカウントストアなど食品小売業の記者・編集者として記事の執筆・編集に携わる。趣味は旅行で、コロナ前は国内外問わずさまざまな場所を訪れている。学生時代はイタリア・トリノに約1年間留学していた。最近は体重の増加が気になっているが、運動する気にはなかなかなれない。

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