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*POSデータの対象店舗数、抽出期間等は巻末参照。
ビール系(ビール・発泡酒・第3のビール)日次推移
第3のビールは、増税前日の9月30日(土)に大幅に売上が増加。前週の9月23日(土)と比較すると231%の金額。更に平均価格も上がっており、大容量品が駆け込みで買いだめされていたことがうかがえる。 減税になったビールは、10月1日以降売上が増加。減税後の土日の売上は金額、数量、数量/店いずれも減税前よりも増加している。 発泡酒は税率の変更はなかったが、10月1日からの値上げを実施した商品が多く、9月30日に売上や平均価格が大きくなった。▲KSP-POS食品SM(全国、2023年9月18日~10月8日)
容量別
第3のビールは増税前に24本入のシェアが大幅に増え、増税後には大幅に縮小。代わりに単品や6本入のシェアが拡大。一週間経過した10月8日時点でもこの傾向は変わっていない。 ビールは10月1日に一時的に24本入のシェアが拡大したが、その後の容量別シェアは減税前と大きく変わらない。▲KSP-POS食品SM(全国、2023年9月18日~10月8日)
主要商品別(350ml単品)
第3のビールと発泡酒は10月1日から値上げをしている商品が多く、価格の逆転はないが、価格が近づいている。反対にビールは平均価格が下がっており、第3のビールや発泡酒との価格差が少なくなっている。▲KSP-POS食品SM(全国、2023年9月18日~10月8日)
第3のビールの350ml主要商品別に日次の推移を見ると、10月1日から各商品とも税別で10円以上平均価格が上がっている。特に本麒麟は130円→144円と14円高くなった。 各商品とも10月1日以降、金額は減少。1週間経過した10月8日、350ml単品でも金額は戻っていない状況。▲KSP-POS食品SM(全国、2023年9月18日~10月8日)
ビールの350ml主要商品では、10月1日から平均価格が5円~8円程度下がっている。もともと他商品よりも低価格であるサントリー生ビールは10月1日のタイミングで179円→173円に。サントリー生ビールは他のビールの主要商品と比較して10月1日以降の売上の伸長率が高い。▲KSP-POS食品SM(全国、2023年9月18日~10月8日)
メーカー別
税率が変更になった第3のビールとビールのメーカーシェアは大きな変動はない。ビール系全体ではビールのカテゴリーシェアが拡大した影響でビールNo.1メーカーであるアサヒビールのメーカーシェアが大きくなっている。▲KSP-POS食品SM(全国、2023年9月18日~10月8日)
*KSP-POSの平均価格、金額は全て税抜です。