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*POSデータの対象店舗数、抽出期間等は巻末参照。
年次動向
白だしは2020年に大幅に売上が伸長。以降、高い売上を維持している。一方、アイテム数は年々減少傾向。商品数は増えていないが、主要品の売上が伸長している事がうかがえる。
▲KSP-POS食品SM(全国、年次 2018年~2022年)
容量別に見てみると、500mlがメインで2022年だと約7割が500mlの商品である。この500mlのシェアが年々大きくなっている。前年比では、500mlが2020年に118%と大幅UP。これが白だしの売上増に影響している。2021年以降は2020年の売上が大きかった為、全体としては前年マイナスの売上になっているが、500mlに限ると前年プラスを維持している。
▲KSP-POS食品SM(全国、年次 2018年~2022年)
メーカー別に見てみると、ヤマキが最もシェアが大きく2022年では3割強。次いでキッコーマン食品、ヤマサ醤油。2022年、多くのメーカーで前年比マイナスとなる中、この上位3社は前年プラスの売上となっている。更にシェア1位のヤマキは4年連続売上プラスでシェアも更に拡大。
▲KSP-POS食品SM(全国、年次 2018年~2022年)
月次動向
月次での金額推移を見ると、2020年2月以降前年比がプラスに転じており、2020年4月には127%と大幅に伸長。コロナで需要が高まった事がうかがえる。一年後の2021年は前年の売上増が大きかった為、前年比ではマイナスに転じるが、コロナ前の2019年比では引き続き大きくプラスの金額。コロナが5類感染症となった直近2023年5月現在もコロナ前の2019年と比較すると107%と大きい金額が続いており、“おうち時間で使うようになった白だしが、現在では定番化し、定着している”という状況が想像できる。
▲KSP-POS食品SM(全国、月次 2020年1月~2023年5月)
アイテム数は減少傾向。
▲KSP-POS食品SM(全国、月次 2020年1月~2023年5月)
店頭取扱アイテム数は2020年4月に増加したが、2020年9月以降減少し、特に2022年春夏は縮小していたが、直近2023年5月は2019年比では97%とマイナスではあるが、前年比では102%と回復している。
▲KSP-POS食品SM(全国、月次 2020年1月~2023年5月)
アイテムランキング(2023年5月)
▲KSP-POS食品SM(全国、月次 2023年5月)