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*POSデータの対象店舗数、抽出期間等は巻末参照。
免疫ケア商品(※)カテゴリー動向
※本レポートでは、商品名称に「免疫」「プラズマ」を含む商品を“免疫ケア商品”として集計。
免疫ケア商品は2020年11月にキリンイミューズの500mlペットボトル商品が出現したことにより、売上が拡大。その後も右肩上がりで伸長を続けている。2020年1月の段階では10商品だったアイテム数も直近2023年4月には46商品にまで拡大。販売店率は20年1月77%→23年4月96%、店頭取扱アイテム数は20年1月1.6個→23年4月6.4個と扱いも大きく増えている。
▲KSP-POS食品SM(全国、月次 2020年1月~2023年4月)
▲KSP-POS食品SM(全国、月次 2020年1月~2023年4月)
▲左 キリン イミューズヨーグルトテイスト PET 500ml (KSP-POS出現日:2020年11月8日)
▲右 キリン イミューズレモン PET 500ml (KSP-POS出現日:2020年11月8日)
メーカー別
メーカーシェアを見ると、キリンビバレッジと小岩井乳業でほとんどを占めている。キリンの独自素材「プラズマ乳酸菌」がほとんどの売上を占めている。2021年12月頃からは、2社以外のその他メーカーも売上が伸長。森永製菓ではプラズマ乳酸菌が入ったチョコレートが2021年11月末に出現。2022年9月には大正製薬からのど飴、2023年3月にはコカ・コーラのいろはす等、キリングループ以外のメーカーからもプラズマ乳酸菌を使用した商品が続々と発売されている。
▲KSP-POS食品SM(全国、2020年1月~2023年4月)
▲KSP-POS食品SM(全国、月次 2020年1月~2023年4月)
▲左 森永製菓 免疫CAREプラズマ乳酸菌チョコ 40g (KSP-POS出現日:2021年11月28日)
▲中 大正製薬 ヴイックスのど飴プラズマ乳酸菌 39g (KSP-POS出現日:2022年9月17日)
▲右 コカコーラ いろはす プラズマ乳酸菌 540ml (KSP-POS出現日:2023年3月4日)
分類別
分類別で見ると2022年10月から日本茶・麦茶ドリンクのシェアが目立っている。(生茶ブランドから免疫ケア商品が発売された)
▲KSP-POS食品SM(全国、月次 2020年1月~2023年4月)
▲KSP-POS食品SM(全国、月次 2020年1月~2023年4月)
▲キリン 生茶 免疫ケア PET 525ml (KSP-POS出現日:2022年10月8日)・・・2021年9月29日出現の「キリン生茶ライフプラス免疫アシスト」のリニューアル品
明治R-1
上記レポートの「免疫ケア商品」の集計対象にはなっていないが、免疫ケアで長く親しまれているのが明治のR-1ブランド。今回取り上げた「免疫ケア商品」のほとんどを占めているプラズマ乳酸菌ブランドと比較すると、プラズマ乳酸菌は前年比が好調で成長率が大きいが、R-1の方が金額自体は大きく、売上規模が異なる事がわかる。また、R-1も2022年11月以降は前年比プラス推移で、特に2022年12月は前年比117%、2023年1月は113%と2桁アップの月もあった。
▲KSP-POS食品SM(全国、月次 2020年1月~2023年4月)
▲明治 ヨーグルトR-1ドリンクタイプ 112ml (KSP-POS出現日:2011年8月18日)