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秋本格到来の前に確認したい、「秋の深まりを実感する日」に売れるカテゴリベスト30!

「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、例年お彼岸を迎える9月後半頃からは残暑の規模がだいぶ小さくなり、朝晩を中心に気温も下がり、めっきり秋の深まりを感じるようになります。売場を夏物中心から秋冬物中心の内容に本格的にシフトする頃かと思います。近年、地球温暖化などの影響か、10月になっても最高気温が30℃を超える真夏日を記録するなど、残暑がかなり長引くことが増えています。残暑が厳しい時に秋物を売場で展開しても、売上にはなかなか結びつきにくいものです。
残暑が一段落し、本格的な秋到来を感じるようになったときに、どのような商品を積極的に展開すれば、お客様の季節感と売場のズレが小さくなるか、8~9月の時期、気温の低下に連動して売上が伸びやすい商品を、過去の購買データから抽出してみました。秋冬のウェザーMDの基本として参考になさってください。

Satoshi-K/iStock

秋冬は、特に最低気温に注目!

  秋冬物季節商品の展開を強化する目安として、天気予報の中でとくに注目すべきポイントは、最低気温です。一般に春夏は日中の気温上昇(暑さ)によって季節の進みを実感し、秋冬は朝晩の冷え込み(寒さ)によって季節の進みを実感します。そのため、季節商品の売上と気温の相関を分析する場合も、春夏物は最高気温を使い、秋冬物は最低気温を使うことをおすすめします。

 今回の分析も、8月、9月の週別カテゴリ別購買データと当該週の最低気温週平均値を用いています。両者の間で算出した相関係数のランキングを30位まで示しました(図表)。

 気温が下がれば売上が上がるという逆相関のため、マイナスの値が大きいほどランキング上位としています。日用品はドラッグストアでの購買データ、食品はスーパーマーケットでの購買データです。なお生鮮3品は、旬や相場の影響をより強く受け、気温との関係性が不明瞭となる場合があるため、分析対象から除外しています

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