2024年秋・冬新商品「消費者の節約志向」に打ち勝つ食品・飲料が持つ強み
メルシャン「甘熟ぶどうのおいしいワイン スパークリング缶 赤」は、ぶどう本来の甘さが楽しめるアルコール度数3%のボトル缶スパークリングワインだ。
近年のワイン市場は世代を問わず間口が減少傾向にあり、新規のユーザー獲得がカテゴリー全体の課題となっている。一方、ボトル缶のワイン市場はリキャップ可能である点や手頃な価格、サイズや容量がちょうどいいことなどを理由に大きく伸長しており、注目のカテゴリーとなっている。
「甘熟ぶどうのおいしいワイン」シリーズは、ぶどう本来の甘さで多くの新規ユーザーやライトユーザーからも好評を得ており、アルコール度数3%の低アルコールで商品設計を行うことで、「酔い過ぎずにオシャレな気分で気持ちが満たされる」価値を提供している。
新フレーバーや味の新奇性についても見ていこう。サッポロビールの「サッポロ濃い搾りグレフルサワー ノンアルコール」は、居酒屋で提供されているギュッと搾ったような芳醇な味わいのグレープフルーツ味が楽しめるノンアルコールサワーだ。パッケージには居酒屋の暖簾をイメージしたイラストを配置し、いつもの晩酌と同じ気分で飲めるノンアルコールグレフルサワーであることを表現している。
同品は好調な「サッポロ 濃い搾りレモンサワー ノンアルコール」のフレーバー展開ということで流通バイヤーからの注目度も高く、売上も好調に推移。今年4月より通年展開をスタートしており、レモンとグレープフルーツの2種展開で、ノンアルコール飲料市場を盛り上げていく。
「まみれさん」が雪にまみれる
不二家では人気の「カントリーマアム」の「まみれさん」シリーズの冬季限定商品として「カントリーマアム まみれさん追いかけて雪国」を発売。同品はオランダ産ココアを練り込んだ生地にチョコチップをたっぷり配合し、ホワイトチョコレートでコーティングした、“チョコにまみれた”カントリーマアムだ。ホワイトチョコレートで真っ白にコーティングすることで、雪にまみれた「まみれさん」をイメージしている。
同品は、「まみれさん」が雪国を訪れる様子が描かれた、全7種の個包装デザインが楽しめるミドルパックと持ち運びにも便利なコンビニエンスストア限定の小袋サイズも展開し、好評を得た。
2024年秋・冬 新商品ヒットランキング の新着記事
-
2025/07/22
ノンアルなのにまるで居酒屋?「サッポロ 濃い搾りグレフルサワー」の魅力 -
2025/06/02
2024年秋・冬新商品「消費者の節約志向」に打ち勝つ食品・飲料が持つ強み
この特集の一覧はこちら [2記事]
関連記事ランキング
- 2025-11-04即席麺市場、コスパ・簡便性で再評価が進み、市場は安定成長を維持
- 2025-09-16食品のプロが注目!2025年下半期にヒットを予感させる厳選16新商品の横顔
- 2025-11-06シチュー市場、アレンジメニューやクロスMD提案で、秋冬以外の店頭露出の増加をめざす
- 2025-02-19「キシリクリスタル」が大成功を収めたパッケージ刷新の裏側にあった危機感
- 2025-10-07“高野豆腐の定番”旭松食品「新あさひ豆腐」が30〜40代にこそ商機を見る理由
- 2025-09-22パスタ&パスタソース市場、コロナ禍以降、市場は堅調に推移 24年夏は米不足追い風に需要増
- 2020-10-23プロテイン訴求商品、市場は引き続き前年超えで伸長新商品登場で今後も期待大!
- 2024-01-23小売業の課題解決を図りながら 持続可能な発展をめざす!
- 2024-03-23世帯構造やライフスタイルの変化に合わせ「シン・容量」に対応した商品が続々
- 2024-05-21利用率が高い減塩商品は醤油と味噌、「減塩塩」には成長の余地
関連キーワードの記事を探す
即席麺市場、コスパ・簡便性で再評価が進み、市場は安定成長を維持
シチュー市場、アレンジメニューやクロスMD提案で、秋冬以外の店頭露出の増加をめざす
光洋×マルコメ 共創価値に変わる5年間の歩み 発酵フェアが育んだ“光洋文化”と定番売場







