カバヤ食品は2024年6月、塩分味・塩味市場シェアNo.1ブランド(※)である「塩分チャージタブレッツ」ブランドから「塩分チャージタブレッツ 梅」を発売。“梅味”は、50代以上の新たな顧客層を獲得し、同ブランドの売上伸長に大きく貢献するとともに、塩分味・塩味市場の成長を牽引した。
※塩分味・塩味市場(2022年9月~2023年8月)金額シェア(㈱インテージSRI+)
くちどけの良さが
素早い塩分補給を可能に
カバヤ食品の春夏限定の清涼菓子である「塩分チャージタブレッツ」は、発汗で失われる塩分をおいしく手軽に補給できるラムネタイプのタブレットだ。
飴ではなくタブレットの形状を採用した背景には、同社のロングセラーブランド「ジューC」の知見が関わっている。「ジューC」のようにタブレットにキャンディチップを配合したことで、噛むと崩れやすい口どけの良さを実現。
暑さを感じた時の素早い塩分補給を可能にした。ナトリウムやカリウムなど発汗で失われるミネラルのほか、糖分やクエン酸も配合されており、仕事、遠足、運動会、スポーツ、アウトドア、レジャーなど汗をかくあらゆるシーンで活用できる。
昨年までのレギュラーは2品
昨年までのレギュラー品は、2009年発売のスポーツドリンク味と16年発売の塩レモン味の2品。昨今の日本の夏の厳しさとともに販売数を大きく伸ばしてきた。
17年には、スポーツドリンク味と塩レモン味が日本学校保健会推薦用品として認定されたほか、「熱中症ゼロへ」プロジェクトのオフィシャルパートナーとして同プロジェクトの啓発活動のサポートを開始。
18年からは、全国の幼稚園から高校に「塩分チャージタブレッツ」を配布する活動にも取り組むなど、さまざまな施策を通じ、認知拡大に取り組んでいる。
おいしさが人気の秘訣
“梅味”を来期3月からレギュラー化
レギュラー2品に加えて、沖縄限定でシークヮーサー味も発売してきたが、24年6月に新たなフレーバーとして梅味を発売した。
暑い時のアイテムとしてなじみ深い梅味は、商品そのもののおいしさの面でも高い評価を獲得。これまでの主な購買層であった子供のいる家庭だけでなく、50代以上の年齢層の顧客開拓に成功した。
レギュラー2品の販売数を落とすことなく売上をプラスオンさせ、ブランド全体の売上伸長に大きく貢献したという。手応えを得た同社では、今期の好調を受けて、来期は梅味をラインアップに加えた3フレーバーのレギュラー化での展開を予定する。
24年7月には、俳優・モデルの鈴鹿央士さんを起用したCM「塩分って必要?」篇を全国で放映。
「夏の体調管理 水分+塩分チャージ」というメッセージを通じて新しい習慣を提案したが、来年もさらなる市場拡大に向け、梅味に特化したプロモーションなどの施策を実施して、新規ユーザーの獲得を図っていく考えだ。
マーケティング本部 ブランド企画部 企画二課の新田夏穂氏は「汗をかく皆さまに『塩分チャージタブレッツ』を気軽に摂取してほしい。
塩分補給への認知は高いとは言えず、市場はまだまだ拡大する余地があると考えているため、今後のさらなる成長にご期待いただきたい」と話してくれた。
俳優・モデルの鈴鹿央士さんを起用したCM「塩分って必要?」篇
https://www.kabaya.co.jp/catalog/chargetablets/enbun/#modalMovie01