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「ジョージア贅沢ミルクコーヒー」が甘さとミルク感にこだわった理由

 日本コカ·コーラは「ジョージア」ブランドから、国産牛乳を使用した「ジョージア贅沢ミルクコーヒー」を発売。ミルクのやさしい甘さや親しみやすいデザインのパッケージも好評で、コーヒーが苦手な若年層など、新たなユーザーも獲得している。

「カフェオレ」に求められる
しっかりとした甘さやミルク感

国産牛乳を贅沢に使用しコーヒーのコクの中にしっかりとしたミルク感が感じられる「ジョージア贅沢ミルクコーヒー」。ゆるい牛のキャラクターを用いたコミカルなアニメーションによるデジタル広告も話題。
店頭向けに広告と連動したPOPも用意している

 日本コカ·コーラの「ジョージア」は1975年の誕生以来、RTDコーヒー市場を牽引してきたロングセラーブランドだ。

 2023年3月に大規模なリブランディングを行った「ジョージア」は“五感を刺激する”コーヒー体験をコンセプトに、スペシャルティコーヒー専門店「猿田彦珈琲」監修による「ジョージアTHEブラック」「ジョージアTHEラテ」をはじめ、豆や製法にこだわったさまざまなコーヒー製品を次々と展開している。

 PETボトルコーヒーのカテゴリーにおいて、ミルク入りの「カフェオレ」や「カフェラテ」の人気は非常に高いが、商品を選ぶ際に「カフェラテ」はコーヒーのコクやミルクのバランス、リフレッシュ、水分補給といった点が重視されるのに対し、「カフェオレ」はミルクのなめらかさと甘み、リラックス、糖分補給といった点が重視され、飲用シーンやニーズが異なることがわかった。

 日本コカ·コーラではこのニーズの違いに着目し、「疲れたときに糖分補給をしたい」というユーザーの声に応え、しっかりとした甘さとミルク感を楽しめる新製品として「ジョージア贅沢ミルクコーヒー」を2024年3月4日に発売した。

ゆるいアニメーション動画も好評

 「ジョージア贅沢ミルクコーヒー」は、コーヒー、ミルク*、砂糖という3つの要素で構成されたシンプルなミルクコーヒーだ。国産牛乳を贅沢に使用することで、コーヒーのコクの中にしっかりとしたミルク感を感じることができ、牧場で楽しむようななめらかなミルクコーヒーの味わいを実現した。しっかりとしたミルク感とコクを感じられる一方、甘さが後に残らず、ごくごくと飲みやすい点も特長となっている。
*ミルク=牛乳と乳製品

 親しみやすいカラーリングのパッケージには中央に牛とコーヒー豆のイラスト、国産牛乳仕立てのアイコンを配し、商品名にもやわらかなフォントを採用した。コミュニケーションでは、FUJIWARAの原西さんがモーションを担当したゆるい牛のアニメーション動画をデジタル広告として発信。動画と連動したPOPなど店頭用販促物も用意している。

◼️今秋は缶コーヒータイプも発売

 これらのマーケティング施策が奏功し、「ジョージア贅沢ミルクコーヒー」は発売以来好調に推移。

 マーケティング本部コーヒー事業部ブランドマネージャーを務める川野宏輔氏は好調の理由について、「牛のイラストが入ったパッケージはミルク感をイメージしやすいことからコーヒーエントリー層も手に取りやすく、PETボトルコーヒーのメーンユーザーである30·40代男性に加え、若年層も多く手に取っている」と語っている。

 この好評を受けて10月14日には「ジョージア贅沢ミルクコーヒー185g缶」を投入。缶タイプを発売することで自販機ユーザーの獲得をはじめ、多カ所展開によるトライアルを促進する。日本コカ·コーラでは「ジョージア贅沢ミルクコーヒー」の発売を通じ若年層など新規飲用者の拡大に努め、「ジョージア」ブランドおよびRTDコーヒー市場の活性化を図っていきたいとしている。

マーケティング本部 コーヒー事業部 ブランドマネージャー
川野 宏輔氏