すべてHACCP認定取得工場で製造、徹底した品質管理に重きを置く韓国産キムチの魅力とは?

石山 真紀
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原材料から輸送まで徹底した品質管理

株式会社三輝の新川幸也社長
株式会社三輝の新川幸也社長

 1986年創業の三輝(以下、サンキ)は、韓国産キムチの輸入販売におけるパイオニア的企業だ。韓国産キムチのおいしさを日本国内に広めるため創業された同社は、毎週20フィートコンテナに10トンのキムチを船積みし、築地市場での手売りをスタート。ソウルオリンピック以降から徐々に認知度が高まり需要が一気に拡大した。

 現在は大手外食チェーンや中食チェーンを中心とした業務用商材のほか、全国流通向けに市販用キムチの販売も行っている。さらに徹底した温度管理を行うためにキムチ専用の冷蔵庫を開発したことや創業メンバーが現地の工場と強いパイプを築いたことも奏功し、1993年、韓国貿易センターより韓国キムチ輸入功績による感謝牌を、94年には韓国農林水産部より農林水産部長官感謝牌を日本企業としては初めて授与されている。

 サンキのキムチを製造する韓国のモアでは、HACCP認定のほか、食品安全のためのシステム規格FSSC22000(Food Safety System Certification)も取得。主要な原材料である白菜については契約栽培のもののみを使用し、畑から生産まで一括トレース管理を実施している。収穫された白菜は使用するまで、原料冷蔵庫に収められ、徹底した衛生管理の下キムチを製造。品質管理室を設置し、商品仕掛品検査、出荷時ロット検査を実施している。

 キムチは、温度管理の難しい食品であることから、同社のキムチはコンピュータで一定の温度に保たれた冷蔵工場で生産され、マイナス2°Cに設定された大型の冷凍冷蔵コンテナにより日本国内へ輸送。工場から倉庫まで一貫した低温流通システムがとられている。

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