ウォルマートが顧客向けAIアシスタントを導入 NYにはホールフーズ小型店が開業!
ウォルマート、対話型生成AIで買物をサポート
米ウォルマート(Walmart)は2025年6月、米国のユーザーを対象に、生成AIを搭載したショッピングアシスタント「スパーキー」を公式スマホアプリで導入した。スパーキーは高度なAIモデルを用い、ユーザーとの会話を通じて買物のニーズを把握する。そのうえで、商品に関する質問に答えたり、選択肢となる商品を比較したり、商品レビューを要約するなどして、ユーザーの買物をサポートする仕組みだ。

また、単に質問に答えるだけでなく、ユーザーの買物や日常生活にシームレスに溶け込み、シンプルな生活をサポートする“信頼のパートナー”を志向して構築されている。
近々、生活必需品の自動再注文やサービスの予約など、顧客体験をカスタマイズできる機能を拡充するほか、テキストのみならず、画像や音声、動画も理解するマルチモーダル化を進める予定だ。
最終的に「夕食は何?」と質問するだけで、1週間分の献立が生成され、食材が買物カートに自動で追加されるといったように、日常の課題をスパーキーが解決することをめざしていく。
6月に発表されたウォルマートの調査では、AIが消費者の買物のあり方を変えつつあることが示されている。「AI によるレコメンデーションを信頼している」と回答した割合は27%で、「ソーシャルメディアのインフルエンサーを信頼している」(24%)を上回った。また、約7割が従来の検索ツールを利用している一方、「ECサイト上のチャットボットやAIアシスタントを利用している」と回答した割合も13%を占めている。
アマゾン、3店舗目の都市型小型店をオープン!
米アマゾン(Amazon.com)傘下の食品スーパー(SM)ホールフーズ・マーケット(Whole Foods Market)は25年6月、ニューヨーク・マンハッタンのヘルズ・キッチンで都市型小型店「ホールフーズ・マーケット・デイリーショップ(Whole Foods Market Daily Shop)」を開業した。この業態での出店は25年5月、同区イースト・ビレッジにオープンした店舗に続き、3店舗目となる。

店舗面積は8500平方フィート(約789㎡)と、これまでの新業態の店舗で最も小さい。素早く便利に買物できるように設計されたコンパクトな売場では、生鮮食品から総菜、ベーカリー、日配品、冷凍食品、飲料、酒類、日用品、プライベートブランド(PB)「365・バイ・ホールフーズ・マーケット(365by Whole Foods Market)」の商品まで幅広いアイテムが揃う。また、地元ニューヨークの餃子ブランド「ミミチェンズ」やヨーグルトブランド「ホワイトマスタッシュ」など、米国北東部のサプライヤー100社以上から仕入れた400品目以上の地場商品を取り扱っているのも特徴だ。
ホールフーズ・マーケットは今後、







EC、ディスカウンターが勇躍! 米国小売業販売額ランキングを発表&分析