テスコ、業務用オンライン・マーケットプレイスを開設
2022年11月30日、英国小売大手のテスコ(Tesco)は、同グループのサプライヤー同士で余剰原材料や生産品を売買し合えるオンライン・マーケットプレイス「テスコ・エクスチェンジ(Tesco Exchange)」を開設したことを発表した。
3500社を超すテスコのサプライヤーは、「テスコ・エクスチェンジ」へ出品することで、社内で消化しきれない原材料や包装材などの購入希望者を探すことができる。逆に、購入希望の資材が
出品されたら知らせるアラート機能を設定しておくこともできる。出品される商品には、需給量の不一致で未出荷のままになった生鮮食品や、製造過程で発生する副産物も含まれる。たとえば、あるサプライヤーはピクルスを製造する過程で出る大量の野菜の皮を出品し、畜産農家が家畜の餌として購入した。こうした無駄をなくすことで、生産・製造コストを引き下げることが、サプライヤー専用のマーケットプレイスを設けた目的である。
また、生活者が少しでも買いやすい価格を維持することにもつながる。「あるサプライヤーにとって不要なものでも、他のサプライヤーにとっては重要な資源になることもある。サプライヤー同士をつなぐことで、コストが削減でき、廃棄を削減できれば、顧客にお買い得な商品を提供し続けられる」とサラ・ブラッドバリー取締役はコメントした。
テスコは
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