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米農務省、農産品輸出予測引き下げ 大豆需要低迷で

農産品を扱う米オハイオ州の工場
米農務省は23日、2022会計年度(22年9月まで)の農産品輸出予測を引き下げた。中国の大豆需要が弱いほか、大豆価格が下落していることを理由に挙げた。写真はオハイオ州ディアフィールドで10月撮影(2021年 ロイター/Dane Rhys)

[シカゴ 23日 ロイター] – 米農務省は23日、2022会計年度(22年9月まで)の農産品輸出予測を引き下げた。中国の大豆需要が弱いほか、大豆価格が下落していることを理由に挙げた。

同省経済調査局(ERS)は農産品輸出が1755億ドルになるとの見通しを示し、8月時点の予測を20億ドル下方修正した。

このうち大豆輸出は39億ドル減の284億ドル、大豆ミール輸出は8億ドル減の49億ドルになると見込む。価格下落が減少の理由。

農務省は、中国が引き続き米農産品の最大市場になるとの見通しを示した。中国向け農産品輸出は360億ドルと予想し、8月時点から30億ドル引き下げた。それでもなお、過去最高になるという。

大豆の輸出が減少する一方で、家畜、鶏肉、乳製品、綿花、エタノールの輸出は増える見通しという。