米ドミノ・ピザの国内既存店売上高、第3四半期は10年超ぶり減

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ピザチェーン世界最大手の米ドミノ・ピザが14日発表した第3・四半期決算は、米国の既存店売上高が1.9%減少した。マイナスは10年超ぶり。デリバリー需要の鈍化や労働市場逼迫によるドライバー不足が影響した。2018年7月、ロサンゼルスで撮影(2021年 ロイター/Lucy Nicholson)

[14日 ロイター] – ピザチェーン世界最大手の米ドミノ・ピザが14日発表した第3・四半期決算は、米国の既存店売上高が1.9%減少した。マイナスは10年超ぶり。デリバリー需要の鈍化や労働市場逼迫によるドライバー不足が影響した。

リフィニティブのIBESデータによると、アナリスト予想は1.89%増だった。前年同期の実績は17.5%増。

ただ、米国の既存店売上高は2019年比では依然として15.6%増となっている

一方、世界的な既存店売上高は8.8%増だった。

米国内では新型コロナウイルスに伴う制限措置が緩和される中、飲食店で食事をする機会が増え始めたことが、デリバリーやテークアウトに依存するドミノ・ピザの売り上げを圧迫した。

また、国内の深刻な人手不足が事業の打撃となっており、店舗の営業時間縮小などを迫られている。同社はドライバーの1シフト当たりの配達回数を最大化することで対応するとした。

純利益は21.5%増の1億2040万ドル。1株当たりは3.24ドルで、予想の3.11ドルを上回った。

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