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中国の美団、独禁法違反で5.27億ドルの罰金

美団のロゴ
10月8日、中国の国家市場監督管理総局は、食品デリバリー大手の美団に対し、市場の支配的な地位を乱用したとして34億元(5億2740万ドル)の罰金を科したことを明らかにした。北京で9月撮影(2021年 ロイター/Florence Lo)

[北京 8日 ロイター] – 中国の国家市場監督管理総局は8日、食品デリバリー大手の美団に対し、市場の支配的な地位を乱用したとして34億元(5億2740万ドル)の罰金を科したことを明らかにした。

中国政府はオンラインプラットフォームの取り締まりを強化している。

国家市場監督管理総局は、罰金が同社の2020年の国内売上高の3%に相当すると表明。美団に対し「違法行為」を中止し、同社のプラットフォームの加盟店に12億9000万元を返還するよう指示した。

美団は罰金を受け入れ、同局から命じられた是正措置を実施すると表明した。

国家市場監督管理総局は、加盟店が美団のプラットフォームのみの利用を強要されている疑いがあるとして、4月に美団の独占禁止法調査を開始。同社は8月、独占禁止法違反で「多額」の罰金を科される恐れがあると表明していた。

国家市場監督管理総局は4月、電子商取引大手のアリババに対しても、同様の慣行を理由に過去最高の27億5000万ドルの罰金を科した。罰金は2019年のアリババの国内売上高の約4%に相当するという。