ブラジルがBSEで牛肉輸出停止、中国業者は早期再開見込む

ロイター
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北京にある牛肉鍋のレストラン
9月6日、中国の牛肉輸入業者は、最大の供給元であるブラジルがBSE(牛海綿状脳症)を受けて輸出を停止したことについて、市場に直ちに影響は出ていないと明らかにした。写真は北京にある牛肉鍋のレストランで昨年4月撮影(2021年 ロイター/Tingshu Wang)

[北京 6日 ロイター] – 中国の牛肉輸入業者は6日、最大の供給元であるブラジルがBSE(牛海綿状脳症)を受けて輸出を停止したことについて、市場に直ちに影響は出ていないと明らかにした。早期の再開を見込み、一部は買い入れを継続している。

ブラジルは4日、異なる州で「非定型」BSEを2件確認したと発表し、中国とのこれまでの協定に基づき同国への牛肉輸出を停止した。

中国の牛肉輸入に占めるブラジルのシェアは40%を占めているものの、6日の価格に変動はなかった。

輸入業者、大連金瑞仕国際貿易有限公司のグレース・ガオ総経理は「依然として買い入れている。工場は在庫を維持しなければならない」と述べた。

非定型BSEは定型よりもリスクが低いとみられており、高齢牛に孤発的(自然発生的)に発生する。2019年に非定型が報告された際、ブラジルは輸出を10日間停止した

別の中国牛肉輸入大手の関係者は「ブラジルの輸出停止が15日間続くだけなら全く影響はない。ブラジルの生産は継続しており、船便で牛肉がここに届くにはいずれにしても2カ月かかる」と語った。

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