中国の豚の価格回復、目先続く見通し=発改委

ロイター
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北京の精肉店で豚肉を切る様子
7月19日、中国国家発展改革委員会(発改委)は、年初に生まれた豚の数が減少したため、豚の価格回復が目先続くとの見通しを示した。写真は北京の精肉店で豚肉を切る様子。2016年3月撮影(2021年 ロイター/Jason Lee)

[北京 19日 ロイター] – 中国国家発展改革委員会(発改委)は19日、年初に生まれた豚の数が減少したため、豚の価格回復が目先続くとの見通しを示した。

発改委の物価部門の幹部は記者団に対し、1-2月に生まれた豚が減ったため、7ー8月に食肉処理場に送られる豚がある程度減少するとみられると発言。「生きた豚の価格は、しばらく、段階的に回復が続く可能性がある」と述べた。

豚の価格は今年、急落。市場では、アフリカ豚熱など伝染病の影響で供給が不足し、高値が続くと予想されていたが、感染を恐れた養豚業者が季節的に需要が低迷する第2・四半期に出荷を急いだため、価格が下落していた。

発改委は、豚肉価格を下支えするため、2019年以降初めて市場から豚肉を買い上げている。これを受けて6月末以降、価格は約15%値上がりした。

年初の子豚の生産は、伝染病の感染拡大を受けて減少した。

同幹部は、豚と豚肉の価格の大幅な変動を防ぐため、必要であれば規制を強化するとも発言した。

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