[北京 9日 ロイター] – 中国商務省は9日、2021─25年の「第14次5カ年計画」下に小売売上高が年平均5%増えるとの見通しを示した。
20年までの第13次5カ年計画では約10%だった。財(モノ)の貿易は年率2%の成長が見込まれるとした。
同省はまた、貿易摩擦に対応するための試験区の創設を検討し、「信頼できない団体のリスト(エンティティーリスト)」を強化する方針を明らかにした。
中国はこれまで、特定企業を同リストにあらかじめ掲載してはいないと述べてきた。外国企業が中国で法律に違反したり「違法行為」を行った場合にこのリストに追加され、制裁を受ける可能性がある。
さらに、農産品とエネルギーの輸入を多様化し、先進国が中国に対する輸出規制を緩和するよう促しているが、詳細は明らかにしていない。