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中国、豚肉価格を下支え 国家備蓄用に購入へ=発改委

北京の市場で豚肉を切る人
6月28日 中国国家発展改革委員会(発改委、NDRC)はここ数カ月で急落した豚肉の価格を下支えするため、中央・地方政府が国家備蓄用に豚肉の購入を開始すると発表した。写真は2016年3月、北京の市場で撮影(2021年 ロイター/Jason Lee)

[北京 28日 ロイター] – 中国国家発展改革委員会(発改委、NDRC)は28日、ここ数カ月で急落した豚肉の価格を下支えするため、中央・地方政府が国家備蓄用に豚肉の購入を開始すると発表した。

NDRCは公式SNSで、豚肉価格は先週、「過度の下落」局面に入ったとの見解を表明。ただ、具体的な買い付け量は明らかにしなかった。

世界最大の豚肉生産国である中国では、豚肉価格が年初から6月初旬までに65%急落。畜産農家の利益が大きく損なわれた。このため多くの農家が豚肉生産から撤退し、将来の供給不足につながるとの懸念が浮上している。

中国の養豚会社の株価は、この国家備蓄購入計画を受けて急上昇した。

豚肉価格は6月21日に1キログラムあたり12.9元(2.00ドル)で底を打ち、その後は急上昇。28日には同17.35元に達した。