米アマゾン、ドイツ倉庫従業員の時給を12ユーロに引き上げ

ロイター
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マンハイムのアマゾン物流センター
6月11日、アマゾン・ドット・コムはドイツの倉庫従業員が就業してすぐ得る時給を7月から12ユーロ(15ドル)に引き上げると発表した。マンハイムの物流センター、2019年撮影(2021年 ロイター/Ralph Orlowski)

[フランクフルト 11日 ロイター] – 米インターネット通販大手アマゾン・ドット・コムは11日、ドイツの倉庫従業員が就業してすぐ得る時給を7月から12ユーロ(15ドル)に引き上げると発表した。

ドイツはアマゾンにとって米国に次ぐ第2の市場。ドイツのサービス産業労組は2013年からアマゾンでストを組織し、低賃金と労働環境の悪さに幾度も抗議ストをしている。

アマゾンは就業してすぐの時給が11.30ユーロの場所もあるが、12ユーロを上回る場所もある。

ドイツでは最低賃金は現在時給9.50ユーロ。しかし、アマゾンの従業員は昨年、コロナ禍でも働いているのにコロナ特別給が廃止されたことに反発。アマゾンが世界で実施する有料会員向けセール「プライムデー」にぶつけて、ストを打った。

サービス産業労組幹部は、アマゾンがここ数ヶ月も極めて高収益を稼いでいるのに、今回発表された賃上げは少な過ぎると批判し、多くの従業員の要求にはなお満たないと主張した。

アマゾンの第1・四半期の純利益は81億ドルに拡大し、前年同期の25億ドルの3倍以上だった。同社は世界各地でも労働条件を巡って同様の批判に直面している。

ドイツのアマゾン広報担当者は、従業員は皆、賃金が引き上げられると述べた。アマゾンは声明で、将来にさらなる賃上げを予定していると表明した。

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