ウォルマート、サプリメント専門店GNCと独占契約、店舗とECで取り扱い

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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サプリメント専門店、米GNCのサイト画面
GNCはオリジナルのビタミン剤や栄養補助食品などを扱う製造小売り型の専門店

 米ウォルマートはサプリメント専門店大手の米GNCと独占契約を結び、GNCオリジナルのビタミン剤や栄養補助食品などを店舗とオンラインストア「Walmart.com」で販売する。GNCが6月8日、発表した。

 ウォルマートは先ごろ、カジュアル衣料製造小売りの米ギャップと「GAP」ブランドのホームファッション商品を独占販売する契約を結んだ。GNCもギャップと同じようにオリジナル商品を販売する製造小売り型の専門店。ウォルマートは消費者に浸透した他社のブランド資産を活用することで、競合店との差別化を図る。

 GNCは2020年6月に連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請、一部店舗の閉鎖や資産売却などを進め、同年10月には再生手続きを完了した。同社としては、ウォルマートに対する卸売りによって事業規模の拡大につなげる狙いがあるとみられる。ウォルマートに対しては今後、スポーツ栄養食やダイエット製品も順次供給していく方針だ。

 GNCは米国で4800店舗以上を展開、そのうちフランチャイズ店が約1000店舗となっている。また、ドラッグストア大手ライトエイドの約1200店舗では、店内ショップ形式でGNCの商品を販売している。

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