[北京 7日 ロイター] – 中国税関総署が7日発表したデータによると、5月の大豆輸入は961万トンで、前月の745万トンから29%増加した。一部遅れが出ていたブラジルからの輸入が増えた。
5月の輸入量は前年同月(938万トン)からも増加した。
中国は養豚業界の堅調な需要を見込んでブラジルからの大豆輸入を拡大してきたが、ブラジルでは降雨の影響で収穫や輸出に遅れが出た。4月には遅延分が中国に到着し始めたが、雨の影響はまだ続いている。
トレーダーは、遅延の影響で一部の大豆は6月に到着すると予想。アナリストは今後2カ月の輸入量について、1000万トンを上回るとの見通しを示した。
税関総署によると、1─5月の大豆輸入は前年同期比12.8%増の3823万トンだった。