[ストックホルム 17日 ロイター] – スウェーデンのファストファッション大手H&Mは17日、ミャンマーのサプライヤーに対して徐々に新規発注を再開していると明らかにした。
ただ、依然として同国情勢を深く懸念していると表明した。
同社は3月、ミャンマー国軍がクーデターへの抗議活動制止に武器を使用したことに衝撃を受けたとして、発注を一時停止していた。
同社は電子メールの声明で「今回の決定により、サプライヤーが工場閉鎖を余儀なくされて数万人が失職する緊急のリスクを回避したい」と説明した。
同社はデューディリジェンス(資産査定)の結果、サプライヤーとミャンマー軍との直接的な関連はないとの結論に至ったと説明。「間接的な関連を持つ国際企業の扱いに関する法的指針を模索中」とした。