米ディスカウントストア大手のターゲットは5月4日、同社店舗の店内薬局「CVSファーマシー」で新型コロナウイルス感染症のワクチンを接種した顧客と時間給従業員に5ドルの買い物クーポンを提供すると発表した。コロナワクチンの接種を促す狙いがある。
CVSのウェブサイトからターゲット店内薬局でのワクチン接種を予約し、接種が完了すればクーポンを支給する。クーポンはターゲットでの買い物に利用できる。
ターゲットは2015年、店内の薬局部門と簡易診療所をCVSファーマシーを運営するCVSヘルスに総額19億ドルで売却した。現在、CVSはターゲット店内で1700を超える店内薬局を運営しており、3月から一部店舗でワクチン接種を始めている。
ターゲットは時間給従業員のワクチン接種を支援するため、2月からワクチン接種1回当たり2時間分の時給(2回・4時間まで)を支払っているほか、接種会場までの移動に配車サービスのリフトを使う場合は、片道最大15ドルの交通費を支給している。