クローガー、垂直農法の青果販売を強化
米スーパーマーケット(SM)最大手のクローガー(Kroger)は3月9日、農産物を生産し小売店や飲食店への直販を行う80エーカーズ・ファームズ(80 Acres Farms)との提携を拡大すると発表した。
80エーカーズ・ファームズは、テクノロジーを駆使したバーティカルファーミング(垂直農法)によって、殺虫剤を使用しない農産物を生産し新鮮な状態で店舗に供給している。これまでもクローガーは同社から農産物を仕入れていたが、販売店舗はオハイオ州内に限られていた。3月15日からはインディアナ州とケンタッキー州の店舗でも80エーカーズ・ファームズの農産物を導入。取り扱い店舗数は計316店舗になった。
「すべての人々が新鮮でおいしい食品を手ごろな値段で容易に入手できるようにすべきだ。80エーカーズ・ファームズとの提携を拡大したことで、採れたての農産物をいつでも購入できる地域を広げることができた」とクローガーの生鮮食品のマーチャンダイジングを統括するダン・デ・ラ・ロサ副社長はコメントした。
クローガーは、2025年までに出店地域での飢餓とグループ内での食品廃棄ロスをなくす運動「ゼロ・ハンガー|ゼロ・ウェイスト(ZeroHunger|ZeroWaste)」に取り組んでいる。80エーカーズ・ファームズの農産物は、収穫したその日に近距離の店舗に出荷されるため、消費期限を長く確保することができる。加えて、
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