[ワシントン 5日 ロイター] – 米商務省が5日に発表した1月の貿易収支は、赤字が1.9%増の682億ドルとなった。個人消費が大きく回復したことでモノの輸入が過去最高となり、輸出の伸びが相殺された。市場予想は675億ドルだった。
モノの輸入は1.6%増の2211億ドルと過去最高。政府の新型コロナウイルス対策の一環としての国民への現金支給などで1月の消費支出の伸びが7カ月ぶりの大きさとなったことで押し上げられた。
1月は需要増を受け小売業者の在庫が減少。新型コロナワクチン接種が進み感染件数が減少する中、在庫減と需要増に後押しされ、輸入の増加は今後も続くとみられている。
モノの輸出は1.6%増の1357億ドル。