米ウーバーテクノロジーズは1月28日、出前・食品宅配サービスの「Uber EATS(ウーバーイーツ)」による処方薬の配達をニューヨーク市で始めると発表した。同社は2020年11月にテキサス州のダラス、オースティン、ヒューストンでウーバーイーツによる処方薬の配達を始めており、ニューヨークが4都市目となる。
処方薬宅配サービスを行うスタートアップ企業のニンブル(Nimble)と連携して、サービスを始める。ウーバーイーツのモバイルアプリで最寄りの薬局を選んで、処方薬を注文すると自宅に届く。米国では1枚の処方箋で、薬を複数回購入できる制度がある。
米国では新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、処方薬の宅配需要が増加しており、アマゾン・ドット・コムは20年11月、オンライン薬局の「アマゾンファーマシー」を立ち上げた。ウォルグリーンやCVSなどのドラッグストア大手も処方薬の宅配サービスを広げている。