なぜ、イギリス、日本から撤退したかがわかる!ウォルマートの海外戦略の大転換とは!?

鈴木敏仁(R2Link代表)
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アズダの外観
ウォルマートが海外戦略の大転換を進めようとしている

“大転換”へと向かうウォルマートの海外戦略

鈴木敏仁(R2Link代表)
鈴木敏仁(R2Link代表)

 ウォルマート(W a lmart)による海外初進出は1991年のことだ。メキシコ最大の小売企業シフラ(Cifra)と提携、会員制ホールセールの「サムズ・クラブ(Sam’s Club)」による出店だった。次が94年でウールコ(Woolco)を買収してカナダに進出している。

 メキシコとカナダは地続きであること、言葉もそれほど不自由しないこともあり、米国企業の海外進出はこの2つの国を手始めとして、ノウハウを積んでから遠くの国へというパターンが多い。同社の場合は翌年にブラジルとアルゼンチン、96年にはインドネシアのジャカルタへと、ノウハウを積む前に前へ進み始めてしまった感が強かったのだが。

 以来30年弱が経過、進出国数は2019年末に25カ国まで増えているのだが、20年に入ってイギリス、そして日本と、売上規模の大きな国からの撤退が相次いでいる。進むのではなくて引く方向へと向かい始めているように見えるのだが、その理由は海外戦略の大転換である。

アズダすら“お買い損”だった?

 英アズダ(Asda)を

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