[ロンドン 23日 ロイター] – IHSマークイットが発表した11月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値は、総合指数が45.1で10月の50から低下した。ロイター調査の予想46.1を下回った。
好不況の分かれ目は50。
IHSマークイットのチーフ・ビジネス・エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「新型コロナウイルス対応で再び行動制限が導入され、ユーロ圏経済は11月に厳しく落ち込んだ。第4・四半期が再びマイナス成長となる公算が強まった」と述べた。
サービス部門PMIは10月の46.9から感染第1波ピーク時以来の低水準となる41.3に低下した。ロイター調査予想の42.5も下回った。
製造業PMIは53.6で50を上回る水準を維持した。多くの工場が操業を継続したことが支援した。10月は54.8、予想は53.1だった。
総合指数の生産指数は10月の58.4から55.5に低下。新規受注指数は58.7から54.0に低下し、下押し傾向が続く可能性が示された。