リドル、米国で21年末までに50店舗新設、総店舗数150店舗以上に

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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ドイツを本拠とするハードディスカウンター(小型食品ディスカウントストア)リドルの店内
新型コロナの影響による巣ごもり需要や節約志向の高まりが、リドルにとって追い風となっている

 ドイツを本拠とするハードディスカウンター(小型食品ディスカウントストア)、リドルの米国法人は8月25日、2021年末までに米東海岸で50店舗を新規出店すると発表した。

 リドルは2017年6月に米国で1号店を出店。20年5月に店舗数が100店舗に達した。米国進出当初は18年夏までに100店舗を出店すると表明していたが、出店ペースは計画より遅れている。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う巣ごもり需要などで足元の売り上げは好調に推移しており、出店ペースを引き上げる。

 5億ドル(約530億円)を投じて、デラウエア、メリーランド、ニュージャージー、ニューヨークなど東海岸各州に集中的に出店する。同社の武器はプライベートブランド商品を中心とした低価格販売。ノースカロライナ大学ケナン-フラグラー・ビジネススクールがニューヨーク州ロングアイランドで価格調査を行ったところ、リドルが販売する食品の店頭価格は、周辺のスーパーマーケットに比べて34〜40%安く、ウォルマートやコストコと同水準だった。

 リドルは欧州を中心とする32カ国で1万1000店舗以上を展開しており、同じくドイツを本拠とするアルディと並ぶ2大ハードディスカウンター。

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