米ショップライト、自販機型のサラダロボットを試験導入、サラダバーの代わりに

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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米ショップライトが試験導入した自販機型のサラダロボット
野菜や果物、ナッツ類、チキンなど22種類の食材から好みのものを選んで、サラダを作ることができる

 米食品スーパーのショップライト(ShopRite)はこのほど、ニュージャージー州カーテレットの店舗で、自動販売機型のサラダロボットを試験導入した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、米国の食品スーパーでは感染防止のためにセルフサービス式のサラダバーを閉鎖しており、自分の好みの食材を組み合わせたサラダの新たな販売方法として注目されている。

 ショップライトが導入したのは、食品加工ロボット製造のチョウボティクス(Chowbotics)が開発したサラダロボット「サリー(Sally)」。内部には野菜や果物、ナッツ類、チキン、ハム、タマゴ、パスタなど22種類の食材が密閉冷蔵されている。

 利用者は備え付けの使い捨て手袋をはめて、タッチスクリーンで2種類の食材と最大6種類のトッピング、ドレッシングを選ぶことで、好みのサラダを作ることができる。サラダはプラスチック容器に入って、取り出し口から出てくる。利用者は自分でフタをして、持ち帰る。支払いはクレジットカードで済ませる。

 食材ごとの栄養価やカロリーを確認することができ、お勧めのレシピを参考にサラダを作ることもできる。ショップライトでは今後、他店でもサラダロボットを導入することを検討する。

 ショップライトは、ボランタリーチェーン大手のウェイクファーンフード(Wakefern Food)が展開するブランドの1つで、独立した事業者が店舗を運営する。加盟店はチェーン本部から主な商品の供給を受ける。ウェイクファーンの加盟事業者は約50社で、合計で約350店舗を運営している。

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