米老舗ブルックス・ブラザーズ破産法申請、コロナ休業が痛手

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創業200年の米老舗高級衣料品店ブルックス・ブラザーズが8日、連邦破産法第11条の適用を申請した。同社は経営再建に向けた戦略的見直しを進めていたが、新型コロナウイルス流行による店舗休業が痛手となった。写真はビデオから(2020年 ロイター)

[8日 ロイター] – 創業200年の米老舗高級衣料品店ブルックス・ブラザーズが8日、連邦破産法第11条の適用を申請した。同社は経営再建に向けた戦略的見直しを進めていたが、新型コロナウイルス流行による店舗休業が痛手となった。

ブルックス・ブラザーズは7500万ドルのつなぎ融資(DIPファイナンス)を取り付けたとし、破産手続き中の流動性に充てるという。

同社は世界で約500店舗を展開。1986年に初めてボタンダウンのポロシャツを発売し人気を集めたほか、ケネディー、オバマ氏ら多くの歴代大統領が愛用したことでも知られる。しかし近年は職場での服装のカジュアル化が進み、ビジネススーツ販売への逆風となっていた。

米小売業界ではコロナ禍によって、これまでに高級百貨店ニーマン・マーカス・グループや百貨店老舗JCペニー、衣料品大手Jクルー・グループが破産法適用を申請している。

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