米アマゾン、自動運転スタートアップのズークスを買収

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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ズークスの自動運転の実験車両
ズークスはサンフランシスコの他、ラスベガスでも自動運転の実験を行っている

 米アマゾン・ドットコムは6月26日、自動運転技術開発のズークス(Zoox、カリフォルニア州)を買収することで合意したと発表した。買収金額は明らかにしていないが、米ニューヨークタイムズ紙などは12億ドル(約1300億円)を超えるとしている。

 ズークスは2014年創業で、自律走行するゼロエミッション車(温室効果ガスや大気汚染物質を排出しない車両)を独自開発している。アマゾンは買収後も、ズークスを独立した会社として運営するとしており、CEO(最高経営責任者)のアイシャ・エバンズ(Aicha Evans)氏と共同創業者でCTO(最高技術責任者)のジェシー・レビンソン(Jesse Levinson)氏が引き続き同社を率いる。

 ズークスは、配車サービス向けの乗用車開発に特化しており、アマゾンが配送車両向けに同社の自動運転技術を活用するかどうかは不明だ。

 アマゾンは2019年、自動運転技術開発のオーロラ(Aurora、カリフォルニア州)の資金調達に応じる形で、ベンチャーキャピタルなどと共に同社にも出資している。

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