ニューヨーク地域の景況感、6月は改善の兆し=連銀調査

ロイター
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ニューヨーク市を歩く人々
ニューヨーク連銀が16日に公表した調査報告書によると、ニューヨーク地域の景況感が6月に入り改善の兆しを見せ始めているほか、企業による雇用削減が収まりつつあり、目先に対する楽観的な見方がやや高まっているという。ニューヨーク市で13日撮影(2019年 ロイター/CAITLIN OCHS)

[16日 ロイター] – ニューヨーク連銀が16日に公表した調査報告書によると、ニューヨーク地域の景況感が6月に入り改善の兆しを見せ始めているほか、企業による雇用削減が収まりつつあり、目先に対する楽観的な見方がやや高まっているという。

報告書によると、新型コロナウイルスの感染拡大抑制を目的とする外出制限や事業閉鎖の影響を大きく受けたサービス業の活動は4─5月に大きく低下していたが、6月にはそのペースが鈍化。雇用指数も引き続きマイナス圏だが直近3カ月ぶりに上昇に転じ、雇用の削減ペースが直近2カ月よりも緩やかになっていることを示唆した。

また経営者の今後6カ月間の景況感見通しがパンデミック(世界的大流行)発生以来初めて改善した。最も改善したのは小売、娯楽、接客、運輸、倉庫など、事業閉鎖の影響が大きかった業種だった。

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