米欧の経済正常化は秋以降、市場で見方強まる=ドイツ銀調査

ロイター
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パリの街
ドイツ銀行が20日公表した投資家向け調査によると、一部の国では新型コロナウイルスを受けた行動制限措置の段階的解除が始まっているものの、市場では欧州や米国の経済活動が夏前に正常に戻る可能性が低いとみられている。パリで16日撮影(2020年 ロイター/CHARLES PLATIAU)

[ロンドン 20日 ロイター] – ドイツ銀行が20日公表した投資家向け調査によると、一部の国では新型コロナウイルスを受けた行動制限措置の段階的解除が始まっているものの、市場では欧州や米国の経済活動が夏前に正常に戻る可能性が低いとみられている。

株式市場は3月の急落から持ち直しているが、調査対象の投資家の60%は先進国が9月までに正常な状態に戻ることはないと回答。3月初旬の調査では夏にかけて正常に戻るとの見方が多く、それ以外の回答はわずか12%だった。

今月15─17日に実施された同調査では、トランプ米大統領が11月の大統領選で再選されるとみる投資家も減少。再選されるという回答は2月の95%から58%に低下した。

ドイツ銀のストラテジストは「(バイデン前副大統領という)穏健な民主党候補、新型コロナ危機へのトランプ氏の対応で、再選の見込みが最低に落ち込んだ」と指摘した。

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