米イーライリリー、新型コロナ感染症薬の臨床試験を今月開始

ロイター
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米製薬大手イーライリリー・アンド・カンパニーは10日、新型コロナウイルス感染症治療薬として選択的JAK阻害剤「バリシチニブ」の臨床試験を開始すると発表した。写真は2018年2月、フランスのストラスブール近郊で撮影(2020年 ロイター/Vincent Kessler)

[10日 ロイター] – 米製薬大手イーライリリー・アンド・カンパニーは10日、新型コロナウイルス感染症治療薬として選択的JAK阻害剤「バリシチニブ」の臨床試験を開始すると発表した。

イーライリリーは、新型コロナウイルス感染症の入院患者を対象とした同薬の効果と安全性を判断する試験で、米国立アレルギー感染症研究所との提携で合意した。

同社はこれまでバリシチニブをアトピー性皮膚炎治療薬として治験を進めている。

試験は今月中に米国内で開始し、その後欧州とアジアに拡大して、結果は2カ月以内に判明する見通しだという。

同社は先週初め、新型コロナウイルスの発生で経済的困難に直面する国内の糖尿病患者を援助するためにインスリンの価格を下げ、月35ドルの自己負担金で利用可能にした。

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