アマゾンがカリフォルニア州南部で食品スーパーの出店を計画

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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フランスのボーブにあるアマゾンの物流センター
米アマゾン・ドット・コムが、カリフォルニア州南部のアーバイン市で食品スーパーの出店を計画している。店舗従業員の業務内容にはPOSシステムの操作と現金の取り扱いが含まれており、通常の食品スーパーと同じようにレジが設置されるようだ。2018年8月撮影(2020年 ロイター/Pascal Rossignol)

 米アマゾン・ドット・コムが、カリフォルニア州南部のアーバイン市で食品スーパーの出店を計画している。同社はロサンゼルス市近郊でも食品スーパーの出店計画を進めており、同州では2店舗目の出店となりそうだ。

 アマゾンが自社の採用ウェブサイトで店舗従業員の募集を始めたことで明らかになった。アーバインに新規出店する食品スーパーに勤務する売り場主任クラスを募集している。業務内容は従業員の指導や顧客対応、荷受けや品出し、在庫管理などとなっている。フルタイムの時間給契約からスタートし、店長への昇格機会もある。

 アマゾンは2020年2月、ワシントン州シアトルの本社近くにレジなし小型食品スーパー「アマゾン・ゴー・グロサリー(Amazon Go Grocery)」を初出店したが、アーバインの店舗従業員の業務内容にはPOSシステムの操作と現金の取り扱いが含まれており、通常の食品スーパーと同じようにレジが設置されるようだ。

 アマゾンはシカゴ郊外でも、閉鎖された食品スーパーの跡地に居抜きで出店する計画を進めていることが、地元紙の報道などで明らかになっている。

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