[ベルリン 1日 ロイター] – 独スポーツ用品大手アディダスは1日、新型コロナウイルス感染拡大を背景に店舗の賃貸料支払いを中止する方針を巡り謝罪した。
アディダスは先週、新型コロナ流行によって店舗が営業停止を強いられていることを受け世界の店舗で賃貸料の支払いを止めると表明。批判が殺到していた。
アディダスは書簡で「ほぼ世界全体で通常なビジネスはもはや行われておらず、店舗も休業となっている。アディダスのような健全な企業であっても長期的に存続することはできない」と強調。従業員の勤務時間短縮や経営陣の給与放棄、自社株買い停止などの措置を講じた後もなお信用が必要な状況にあるとしつつも、賃貸料支払い中止に対する批判を踏まえ、4月分の賃貸料を全て支払ったことを明らかにした。