[上海 31日 ロイター] – 中国スマートフォンメーカー、小米科技(シャオミ)は31日、新型コロナウイルス流行の影響にさらされていた中国での販売がすでに回復基調にあるとの認識を示した。
周受資・最高財務責任者(CFO)は「中国市場は全面回復の局面に入っており、すでに通常水準の80─90%に回復している」と述べた。
同CFOは、新型コロナ流行の影響で中国での販売が第1・四半期に減少したとしたものの、どの程度の落ち込みかは明確にしなかった。
アナリスト予想によると、第1・四半期の中国へのスマホ出荷は約40%急減した。
また、3─4月には世界販売も影響を受ける見通しとしつつも、世界のスマホ需要は底堅く、5月には回復すると予想した。
シャオミの2019年第4・四半期(10─12月)の売上高は前年同期比27%増の565億元(80億ドル)で、市場予想の556億元を上回った。
スマホ事業の売上高も23%増の308億元。
特別項目を除く利益は23億4000万元で、市場予想の18億8000万元を上回った。