米ウォルマートは3月30日から、新型コロナウイルス感染防止策として非接触決済を導入した。公式スマートフォン(スマホ)アプリ「ウォルマートアップ(Walmart app)」の決済機能「ウォルマートペイ(Walmart Pay)」を刷新した。
従来は、店舗のセルフレジのタッチスクリーンに触れて、支払い方法としてウォルマートペイを選択する必要があったが、レジに表示されたQRコードをスマホのカメラで読み取ることで支払い手続きを進められるようになった。
また、同社のEC(インターネット通販)サイトで購入した商品を受け取る際の署名手続きをなくした。店舗で受け取る場合は、車のトランクを開け、従業員が商品を積み込んだら、そのまま発車できる。自宅で受け取る際は、従業員が玄関先に商品を置くようにする。
新型コロナの感染拡大で、ウォルマートでもECの利用が急増しており、受け取りサインをなくすことで、従業員とEC利用者が接触しなくても済むようにした。