サーカス劇団「シルク・ドゥ・ソレイユ」、破産含む選択肢を検討

ロイター
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サーカス劇団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のメンバー
カナダ・モントリオールのサーカス劇団「シルク・ドゥ・ソレイユ」が、借金の返済をめぐり、破産申請の可能性も含めて債務再編の選択肢を模索していることが26日、分かった。写真はロンドンのロイヤルアルバートホールで、2018年2月撮影(2020年 ロイター/Hannah McKay)

[26日 ロイター] – カナダ・モントリオールのサーカス劇団「シルク・ドゥ・ソレイユ」が、借金の返済をめぐり、破産申請の可能性も含めて債務再編の選択肢を模索していることが26日、分かった。

シルク・ドゥ・ソレイユは米ラスベガスの劇場での定期公演など世界的に広く知られている。しかし、新型コロナウイルスを封じ込めるため、人混みを避け外出しないように呼びかけるなどの措置が政府により取られた結果、ほとんどの従業員を一時解雇せざるを得なくなった。

劇団は運営資金の逼迫(ひっぱく)と約9億ドルの負債に対処するため、債務再編に通じたアドバイザーと協力して取り組みを進めている。

劇団は現在、米TPGキャピタルが過半数の株式を取得している。関係者によると、TPGが悪化している財務の処理をめぐり、アドバイザーを雇っているという。

格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスは今月初め、同劇団の信用格付けをジャンク債圏内へと引き下げた上で、債務不履行に陥る「高いリスク」があると指摘した。

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