欧州企業の第2四半期利益約15%減の見通し、コロナ対策が影響

ロイター
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ベルリンの街
リフィニティブのデータによると、欧州STOXX600指数構成企業の第2・四半期利益見通しは14.9%減と、前週の8.2%から悪化した。ベルリンで24日撮影(2020年 ロイター/PETER CZIBORRA)

[ロンドン 25日 ロイター] – リフィニティブのデータによると、欧州STOXX600指数構成企業の第2・四半期利益見通しは14.9%減と、前週の8.2%から悪化した。英国やイタリア、フランス、スペインなどの欧州諸国で新型コロナウイルス感染拡大阻止に向けた封鎖措置がとられていることが背景にある。

UBSは、2020年の欧州企業の1株利益が33%落ち込むと予想。同時に、21年には25%増益と、金融危機後よりも力強い回復を遂げる見通しとした。

新型コロナ対策で導入されている人の移動制限や工場での操業停止などによる影響で、世界の経済活動は3月に入り著しく減速。さらに企業は手持ち資金確保に向け、自社株買い計画や配当支払いを撤回もしくは停止している。

欧州STOXX600指数は2月に記録した高値から約30%急落した。

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