英バーバリー、新型肺炎で高級品の需要に打撃
[ロンドン 7日 ロイター] – 英高級ブランドのバーバリーは、新型肺炎の感染拡大で中国・香港の高級品需要に悪影響が出ていると表明した。
同社は中国本土の64店舗のうち24店舗を閉鎖。残りの店舗も営業時間を短縮しており、客足は大きく落ち込んでいるという。
マルコ・ゴベッティ最高経営責任者(CEO)は「中国本土の新型コロナウイルスの感染拡大は、高級品の需要に重大な悪影響を及ぼしている」と指摘。「こうした状況がいつまで続くか現時点では予想できないが、我々の戦略には引き続き自信を持っている」と述べた。
7日のロンドン市場では同社株が一時5%近く下落。1月につけた高値から15%値下がりしている。
欧州などを訪れる中国人観光客の支出については、現時点でそれほど大きな悪影響は出ていないが、渡航制限が広がっていることを踏まえると、今後数週間で悪影響が広がるとの見通しを示した。
同社は香港の大規模デモですでに打撃を受けていた。
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