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英料理配達企業へのアマゾン出資巡る調査、第2段階に移行=当局

英デリバルーのTシャツを着た人
27日、英競争・市場庁(CMA)は、料理配達サービスを手掛ける英デリバルーに対する米ネット通販最大手アマゾン・ドット・コムの出資に関する調査について「第2段階」に移行すると発表した。写真はパリで8月7日撮影(2019年 ロイター/Charles Platiau)

[27日 ロイター] – 英競争・市場庁(CMA)は27日、料理配達サービスを手掛ける英デリバルーに対する米ネット通販最大手アマゾン・ドット・コムの出資に関する調査について「第2段階」に移行すると発表した。アマゾンとデリバルーが期限の12月18日までにCMAの懸念を払拭できなかったためという。

CMAは今年6月に調査を開始。今月に入り、アマゾンによる現在の形でのデリバルーへの出資は、料理配達やオンラインでの食料配達における競争に害を及ぼす可能性があるとしていた。

今回の出資により、デリバルーの経営に対するアマゾンの影響力が強まる見込み。ただ出資割合に関しては明らかにされていない。

アマゾンは同日、デリバルーは投資家へのアクセスを広げるべきとして出資の正当性を主張。デリバルーはアマゾンからの出資により、競争相手が増え、レストランの事業拡大を促し、配達員の仕事や顧客の選択肢が増加するとした。