メニュー

中国の米国産大豆輸入、11月は前年比大幅増加

米インディアナ州の大豆畑
12月25日に公表されたデータによると、中国の11月の米国産大豆輸入は256万トンで、前年同期のゼロおよび前月の114万7000トンから増加した。国内業者が関税免除枠で輸入した貨物が税関を通過し、大幅に増加した。写真は米インディアナ州の大豆畑。11月撮影。(2019年 ロイター/Bryan Woolston)

[北京 25日 ロイター] – 25日に公表されたデータによると、中国の11月の米国産大豆輸入は256万トンで、前年同期のゼロおよび前月の114万7000トンから増加した。国内業者が関税免除枠で輸入した貨物が税関を通過し、大幅に増加した。

米中貿易摩擦により、中国は大豆などの米国製品に高い関税を発動した。それに伴い昨年末の米国産大豆の輸出は落ち込んでいた。

米中は昨年12月に貿易戦争の停戦で合意。中国は米国からの大豆輸入を再開した。

中国の関税免除枠導入により、米国産大豆の輸入はここ数カ月増えていた。

11月のブラジル産大豆の輸入は386万トンで、前年同期の507万トンから24%減少した。

米国では秋に大豆の収穫が始まることから、例年市場では第4・四半期に米国産大豆が多く出回る。

家畜飼料や大豆油の原料としての需要がピークに達する旧正月に向けた備蓄で、11月のブラジル産大豆の輸入は10月の379万3000トンから小幅増加した。