[ブリュッセル 15日 ロイター] – 欧州連合(EU)統計局が15日に発表した10月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)改定値は前年同月比0.7%上昇し、速報値から変わらなかった。市場のコンセンサス予想も0.7%上昇だった。
CPIの上昇率は9月の0.8%から鈍化した。エネルギー価格が3.1%下落し、サービスや食品・アルコール・たばこの上昇(いずれも1.5%上昇)を相殺した。
欧州中央銀行(ECB)が注目する未加工食品とエネルギーを除いたCPIは1.2%上昇し、伸び率は9月と同水準だった。
エネルギー・食品・アルコール・たばこ除くCPIは1.1%上昇。速報値から変わらず、9月の1.0%から伸びが拡大した。
同時に発表された9月のユーロ圏の貿易収支は、黒字額が187億ユーロ(206億ドル)で、前年同月の126億ユーロから拡大した。8月の147億ユーロも上回った。輸出が輸入以上に拡大した。