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米アマゾン、商品の店頭受け取り拠点を拡大、新たにGNCなど3社と提携

他社の店舗を受け取り拠点とするサービス「カウンター」は、配送料無料

 米アマゾン・ドットコムは10月23日、同社のEC(インターネット通販)サイトで注文した商品を小売業の店頭で受け取ることができるサービス「カウンター」の拠点として、新たに3社と提携したことを明らかにした。

 「カウンター」は英国とイタリアで先行スタートしていたサービスで、米国では今年6月から始めた。米国での提携先はドラッグストア大手のライトエイドだけだったが、サプリメント専門店のGNC、独立系薬局のボランタリーチェーンであるヘルスマート、複数のアパレルオフプライスストアチェーンを傘下に持つステージストアが新たに提携先に加わった。

 アマゾンは年内にライトエイドの約1500店舗で商品を受け取れるようにするとしていたが、3社が加わったことで受け取り拠点は数千店舗に広がる。同社では今後も、コンビニエンスストアなど他の小売業と交渉を進め、「カウンター」の拠点を増やしていく方針だ。

 「カウンター」での受け取りは配送料無料で、商品の到着は利用者にメールで知らせる。メールには、店舗の住所と営業時間のほか、バーコードが記載されている。店頭でバーコートを提示し、従業員が読み取ると、商品を受け取ることができる。

 アマゾンはオリジナル宅配ロッカーの設置と「カウンター」の拠点で形成される受け取り拠点ネットワークを「アマゾン・ハブ」と称しており、同ネットワークの拡充を物流サービス向上の重点施策と位置づけている。